子育ては心のヨガを深めるチャンス!?
〜お母さんのためのヨガ哲学シリーズ〜
1.初めましてのご挨拶とこのコラムを書くきっかけ
皆さん初めまして!julierフレンズの坂本亜衣理と申します。
お気に入りウエアはコットンベア天シリーズです!
(あの肌触りがたまらない・・・!)
そして、私は現在OMYOGAで認定講師としてインストラクター育成を行なっている傍ら、1歳男児のワーキングマザーとして奮闘する日々を過ごしています。
このコラムを書くきっかけとなったのは多くのお母さんが体験しているであろう、
子育てしていると「私ってこんなに怒りっぽい人間だったっけ・・・?」とか
「なんでこんなふうになっちゃうのかな・・・」と戸惑ったことはありませんか?
はい、私も絶賛、同じように思っています。笑
もう8年もヨガをしていたのに!
最初はそんな自分が情けないな、とか恥ずかしいな、と思いました。
ですが、話を聞いてみると周りの多くのヨガの先生であり、母である女性たちも同じように悩み、苦悩し、それをなんとか乗り越えていることがわかりました。
みんな疲れている時、忙しい時、ふとした時にどうしてもそんなことが起こってしまったりするのです。だからそれに落ち込みすぎず、起きてしまった事実を受け入れて、それを学びに変えていこう!と思えるようになったのでした。
そんな出来事を経験して、お母さんだからこそ、お母さんのために心の支えになるヨガ哲学や、ヨガ哲学を通してこれからを考えるヒント、インストラクター育成向け情報などなどをお伝えして行けたらいいな、と思っています。
※ちなみに、大前提としてお母さんでない方に対して楽という意味ではありません。それぞれ大変な時があると思います。それをこれらのコラムは否定しているわけではありませんのでご理解くださいね。
生きることはそれだけで大変さ、学びがあるものだと考えています。
2.時間がない!余裕がない!ヨガの練習ができないストレス!でもちょっとまって。
話を戻しましょう!
子育ては本当に時間がなくなりますね。
自分のために使える一日の時間が10分の1くらいになってように感じます。
追い討ちのように、今までヨガしていた人もお子さんが生まれたことで多くの変化を経験していると思います。
なかなかヨガをする時間がない・・・
スタジオにいけない・・・
もはや疲れて動けない・・・
そんなこともあるのではないでしょうか。
ですが実は、ヨガの練習はポーズだけはないのです!
呼吸や、生きることを意識的に行うのであれば全てヨガの練習になると言えます。
そもそもヨガそのものが、ポーズが誕生する前から
「感情、思考、記憶、心に自分自身が振り回されないことが大切(それこそ瞑想!)」
というのが実はヨガのスタートだったのです。
そのために
・体が乱れないための心を作りなさい=ヨガ哲学を学び実践しなさい
・ポーズを練習して長い時間座ることを身につけなさい
・呼吸の練習を通して微細なコントロールを身につけなさい
・座り続けることで自分自身の肉体やエゴから自由になりなさい
と言われていました。
要するに、ポーズはヨガのうちの1段階でしかなかったのです。
ヨガの本当の目的は、心の動きにも世の中の動きにも乱されない、揺るがない自分を見つけることなのです。
そう聞いて思い返していただくと、皆さんもヨガをしたいと思ったきっかけは元を辿ると上記につながる理由があるはずです。
・リフレッシュしたい(ストレスをうむ・感じる心の反応や、何かを取り除きたい)
・肩こりをなくしたい(体に染み付いた悪い記憶・使い方を変えたい)
・痩せたい(食べてしまう、運動が嫌い、太る原因を持つ自分の心を変えたい)
どうでしたか?例は一部でしたが、実際のところ身体の問題も実は心の要因と深く繋がっています。
3.子育て自体がヨガの練習そのもの!
さて、ではヨガの根本である「心に振り回されないことをしてみよう!」ということですが。
正直、独身の時はちょっとできた気になっていた私ですが、笑
現在はコントロール不能な、でも長い時間を共にする我が子を目の前に、感情に振り回されまくっています。笑
個人的には今までしてきた練習よりはるかに厳しい負荷を感じています。苦笑
と、いうことは!
【子育てはヨガの練習そのもの】と言えます。
ポーズをせずとも、呼吸法をせずとも、家族がうまくいくよう、調整して頑張っています。
着替えたあとすぐお茶をこぼされても、何度同じことをされても、心をこめて作ったご飯を食べてもらえなくても・・・笑
イライラが募っても極力爆発しないよう頑張っています。
(独身時代も生きることがそれなりに大変だったはずなのですが・・・)
どうでしょう?そう思うと、ポーズをしていなくとも普段の暮らし全てが皆さんはもう立派なヨーギニーです。
時には失敗だってあります。
「今日は感情的になってしまった」「今日はうまくいかなかった」
そんなの、ヨガのクラスにだってあります。
「今日のポーズはしんどかった」「今日のクラスはついていけなかった」
でも落ち込む必要はありません。
ひたすらに日々を乗り越えていく先に見えるものがあるかもしれません。
明日また、がんばりましょう!
今日の一言
【ヨガの練習はアヴィヤーサ(修習)とヴァイラーギャ(離欲)をもって臨むこと】
坂本 亜衣理/E-RYT500認定育成講師
体を正しく動かし微細な意識を向け解剖学を体感する『地味キツで効く!』クラスが特徴。できなかったことができるようになった、痛みがなくなったなど根本の変化を実感する声多数。
某ヨガ企業にて数万人のへの指導、店舗運営や新人育成、採用に関わった経験を活かし、現在OMYOGAスクール認定E-RYT500講師としてインストラクター育成を行う。
Instagram: https://www.instagram.com/airi_sakamoto_h/
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