月と感情のリズム
人間にはバイオリズムがあります。
なんとなく気が乗らなかったり、イライラしたり、又は肉体的・精神的に何やっても疲れないくらいハイだったり、起き上がりたくないくらい落ち込んだり。
女性はPMS(Premenstrual Syndrome)の略で月経前症候群のこと)があるので、その変化を色濃く感じる方もいると思いますが、これは感じずらいだけで男性にもあります。
これは規則正しく体内時計が動いている証拠なので、ちゃんと知り、向き合っていきましょう。
人間の3種類のリズム
人間には3つのリズムがあり肉体、感情、理性のリズムです。
そして肉体が23日、感情が28日、理性が33日でサイクルしているので、肉体と感情がズレたり、理性がついてこなかったり、乱れたり調子が合わないのはこういう理由から起こり得るのです。 さらにここに健康状態や年齢、ストレスなどの条件も加わってくるのでややこしいのです。
感情のリズムはゼロ日から急上昇し、14日後にはピークが訪れそのあと急下降し始めます。そして13日かけてゼロに戻ってきます(28日サイクル) ゼロ日は生まれた日です。
肉体のリズムもゼロから急上昇して11日半には急下降始めます。サイクルも感情より短いのでリズムが早いです(23日サイクル)
理性のリズムはピークが16日半後にきて下降を始めますが、3つの中でもサイクルの期間が長いので動きがなだらかです(33日サイクル)
ただこのサイクルの日数を知っているだけで、自分のサイクルを知れるだけでなくパートナーや相手の不機嫌な日が把握できたりするので対処しやすくなります。 機嫌が悪かったり、自制がきかなくても理解と思いやりを持つ余裕ができると思います。 もちろん、問題行動をこのリズムの言い訳にするのは違いますけどね。
これは計算式があるので気になる方は検索してみてください。
バイオリズムを生かす
このリズムは「良い日」「悪い日」を知るだけというものではなくこれらのリズムを使ってどう生かすのかが大切になります。
大人でも子供でもリズムは変わらないので、自分や対象者を観察してみると一定のサイクルで調子のいい時期や不安定な時期が来ると思います。 そしてそれが前もってわかっていれば対処できることもあると思います。 それは子供たちに新しいことを教えようとしても感情や理性のリズムが低期にあるときはほとんど機能しないので過大な要求をしないようにしましょう。
単純に相手が感情的に不安定になる「不機嫌な日」は言い方に気をつけてみたり、休みを多く取り入れてみたり心理的に負荷をかけないように気遣うのも大事だと思います。
自分のリズムは他人にも通用するものではないので、全ての人に定期的にこういうリズムがあることを理解していきましょう。
SHIGYO KAORI
KAORI YOGA主宰
2021年よりスタジオオープンし、オンラインレッスン、YouTubeの動画配信など、場所や年齢関係なくどこでも気軽にヨガができるように活動中。
Instagram : https://www.instagram.com/mono_ocafe/
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