月経周期(リトゥチャクラ)の養生法~アーユルヴェーダが教える月経周期との上手な付き合い方~

3000年も前から変わらずに伝えられている伝統予防医学のアーユルヴェーダ。

私たちが幸せになるすべを伝えてくれていて、「幸せになるための学問」とも言われています。


女性が毎月迎える月経。月経不順や月経痛、更年期障害など…

悩みを抱えている方が増えているのが現状です。

私もその一人。アーユルヴェーダを学んでから大分、月経の悩みが解消されました。


アーユルヴェーダが教える月経周期との上手な付き合い方を知ることで、皆さんも今抱えている月経の悩みが解消できるかもしれませんよ。



卵胞期~月経から排卵まで~の過ごし方


月経が終わり排卵を迎えるまでの間、卵胞ホルモン(エストロゲン)が卵巣から分泌されます。

エストロゲンは、女性らしさを象徴するホルモン。

胸やお尻に女性らしい丸みを帯びるのもこのホルモンのお陰です。


卵胞期はリラックス効果が高まる陰のエネルギー、アーユルヴェーダが教えるドーシャでいう、水と地のエネルギーであるカファ(Kapha)の要素が高まると考えられています。

この時期は、カファドーシャが過剰に増加することで体重が増えやすくなります。

じんわり汗をかく程度に体を動かす運動、ヨガやピラティス、お散歩など…

いつもよりも、あえて動くようにすると良いそうです。


エストロゲンは、自律神経を整えてくれますが、低下すると、骨粗鬆症の要因になります。

逆に、過剰に分泌されると、子宮内膜症、乳がん、子宮がんになるリスクが高まる要因になってしまいます。

病気のリスクを抑えるためにも、食べ物に気を付けることが大切です。



食事は、渋味、苦味、辛味を摂取することがおすすめ。

体の重たさを取り除いてあげるような温性のスパイス、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパーなどを特に取るといいそうです。


黄体期~排卵から月経を迎えるまで~の過ごし方


排卵から次の月経を迎えるまでの間、卵巣から分泌されるのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

ここから基礎体温が上がり、体に熱がこもりやすくなります。

ちょっとしたことでイライラ、怒りっぽく感情的になりやすい時期。

ニキビや赤い発疹が出やすくなる方も。


活発さが高まる陽のエネルギー、ドーシャでいうと火のエネルギー、ピッタ(Pitta)の要素が高まる時期と考えられています。

PMSやホットフラッシュなど、月経前の嫌な体の不調の症状が出やすくなります。

こういった症状に悩まされる女性が、毎月薬に頼って症状を抑えているのが現状。



もちろんアーユルヴェーダは西洋医学も認めています。

どうしても耐えられない症状の時に薬に頼ることも必要ですが、毎回薬に頼ってしまうと、肝臓に負担がかかってしまいます。

美味しく食物繊維の多いものを食べ消化を促し、気持ちよい程度に体を動かす。薬草オイルでアーユルヴェーダのトリートメントを受けるなど、自分を大切に楽しく穏やかに日々を過ごしてみる。

それでも、症状がでてしまう、症状が改善しないという時だけ、薬を飲むようにしましょう。


身体が満ちてくるこの時期、消化の火が強くなるので食欲がでてきますが、食べすぎは要注意です。

刺激の少ない滋養の高い食事、甘味、渋味、苦味をとるようにしましょう。

この時期は、誰かと競いあったり、仕事を完璧にこなそうと頑張りすぎたりすることはできるだけ避け穏やかに過ごすことをお勧めします。



月経時の過ごし方


受精されなかった子宮の内膜が月経血となって剥がれ落ちてくる月経時期。

ドーシャでいうと、動のエネルギーである風と空の要素ヴァ―タ(Vata)高まると考えられています。


月経はインドでは、子宮のお葬式と言われ、インドの女性は、生理中は出歩かない、家事もしないでゆっくりと過ごすという昔の習慣があるそうです。

日本では仕事などの関係でそこまで体を休めることができないとしても、月経中はできるだけゆっくり穏やかに過ごすように心がけましょう。

身体を冷やさないように気を付けて、ヨガのプラクティスも月経量の多い3日目くらいまでは、お休みすることをお勧めします。


食事は、甘味、塩味、酸味をとることがお勧め。

月経中は消化力が落ちるので、温かいスープや消化のよいお粥など滋養を付ける食事をとると良いそうです。



月経の悩みを抱える方がなぜ増えているのか


昔の女性は出産の回数が多く、生涯に迎える月経の回数が今の女性よりも数段少なかったのです。

今は子供を産まず仕事をする女性も増え、出産したとしても1人や2人という方が多いですよね。

生涯で迎える月経の回数も増え、月経の不調を抱える方が圧倒的に増えています。

ストレスを抱えている方が増えているのも、月経障害の要因の一つ。


できるだけ心身を労わる時間を作り、ストレスを溜めないよう、自分らしく幸せを感じることを日々の生活に取り入れて過ごすことがとても大切です。

でも、生活習慣をこれ以上出来ないほど気を付けているのに、月経の悩みが解消できないという方、自分を責めなくても大丈夫。月経障害は遺伝やもって生まれた体質にも大きく影響を受けています。

そのお腹の痛みは、母親、祖母、そのまた祖先が味わっていた痛みかもしれません。

自分を責めずに誰かほかの人の手を借りる。アーユルヴェーダのトリートメントや、ヨガ、ピラティス、または、アロマかもしれない。自分に合った解消法を見つけてくださいね。


アーユルヴェーダの教えが、一人でも多くの女性の不調を少しでも改善し、皆さんが「幸せになる」助けになれば嬉しいです。


 

鈴木まり

幼少期から続いた喘息、アレルギー体質を克服しようと15年程前からヨガを始める。体質改善を助けてくれた植物療法、ヨガ、アーユルヴェーダ、ピラティスで一人でも多く、健康で輝き、本来の自分らしく生きる人が増えてほしいとBody care salon USASにて千葉を中心に普及に努めている。

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