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自分に対して【アヒンサー非暴力】を守れていますか?

更新日:2022年6月17日

ヨガは苦悩から自由になるための方法であって、その具体的な方法や思考が記されている本がヨーガ・スートラという本です。数千年前から残るインドの哲学書。

そこには具体的に5つの「するべきこと ニヤマ」と、5つの「するべきで無いこと ヤマ」が挙げられています。


今回は5つのするべきでないこと、


・アヒンサー 暴力的な言動を慎む

・サッティヤ 嘘をつかない

・アステーヤ 盗まない

・プランマチャルヤ 規則正しい生活をする

・アパリグラハ 貪らない


今回は1つ目に挙げられている【アヒンサー 暴力的な言動を慎む】についておはなししていきます。


私たちは幼い頃から目に見える暴力行為も、

目に見えない発言の暴力行為も法律や校則などのルールでしてはいけないと教えられてきました。

他人を傷つけてはいけないことは当たり前のように頭に染み込んでいるのではないでしょうか。


では自分に対してはどうなのでしょうか?


例えば

自分に対して身体や顔を醜いと感じたり、

自分が他人と比較して無能だと思ったり、

感情がマイナスに落ち込んだ時に暴飲暴食をしたり、

眠たいのに寝ずに仕事をしたり、

眠たい目を起こしてヨガの練習をしてシャバアーサナで爆睡したり

したことはありませんか?


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正直にお伝えすると、例えにあげたこれらは私が経験したことのある経験です。

これって自分に対しての暴力だと思いませんか?

本当に自分の求めていること=ニーズ

をキャッチしているのか?ということが

この話題の肝になります。



◎人は千差万別の体質がある

アーユルヴェーダはヨガと同じインドのヴェーダ聖典から派生したインドの古典医学です。

そこでは人が3つの性質を持っているといいます。


・ヴァータ(風)

・ピッタ(火)

・カファ(水)


これらは生まれ持った骨格によってある程度見定めることができます。

ヴァータ体質の人は骨や関節がゴリゴリと外からも見えるような華奢な体型極端に背が高いもしくは低いです。

カファ体質の人は骨格が良く、肉もしっかりとついています。ガッチリ、むちっとした体型です。

ピッタ体質の人はその中間で中肉中背で筋肉質です。

(この3つが混合系の方が多いです)


人それぞれの生まれ持った性質があるので骨格は千差万別です。

カファ体質が強い人が華奢になるのは、

なかなか難しいことです。

ヴァータ体質が強い人が筋肉をつけるのは、

比較的難しいと言えるでしょう。


体質を知ることで、

自分があるべき姿が見えます。

自分の持っている体質活かした、

より良い姿を考えるべきです。



◎思考には癖がある

自分の心が落ち込む時、悲しい時、苦しい時はどんな時ですか?


・どうしたらいいか答えが分からない時

・人に聞きづらくて思い込みで物事を進めている時

・死について考える時


これもまた人それぞれですよね。

その傾向が見えた時、自分のこころをケアすることができます。

「わたしは今〇〇だから苦しいんだね」と自分に共感することができます。

そうすると対処法を考えることができます。

悲しんだまま、落ち込んだまま、苦しんだままにすることで暴飲暴食が起きたり、自暴自棄になったり、買い物で発散したり、仕事や遊びを過度にしてしまったりするのです。

それが暴力になってしまうのです。

だから自分のことを知ることが最初のキーです。



◎頑張りすぎることは自分を傷つける

仕事も勉強も趣味も生きる上で必要な物です。

ただそれに囚われてしまって、いつしか「しなければならない」だらけの生活になっていませんか?自分が何を必要としているかニーズを把握する必要があります。

例えば、その仕事は何のために?誰のために?誰の幸せを作るためにやっているのかを考える必要があります。

それを考える隙間がないほど働いている人がたくさんいると思います。

それをしたいならばそれを継続したらいいですし、

したくないのにしてるのであればそれは自分への暴力ですから、頑張りすぎることをやめる方法を考えることをおすすめします。

それは勉強も趣味も同じです。

自分のこころが求めていることを考え、優先順位をつけて書き出すことをおすすめします。



◎こうするべき!と決めつけるのではなく、自分のニーズを考える

私は月末に次月のテーマを書き出します。

1ヶ月で成し遂げたいこと、辞めたいことを具体的に書き出しておきます。

どのように生きたいのかを考える自分とのおしゃべりの時間だと考えています。

その積み重ねがアヒンサー(非暴力)な生き方を作り、

自分に対してそれができて初めて他人にアヒンサー(非暴力)でいれるのだと思っています。

完璧でなくて良いので、少し意識してみてくださいね◎

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植田マミ

奈良県出身、東京都在住、金融機関での会社員経験を経て現在【ゆるゆるの心身に誘うヨガ講師】として活動をしている。親しみやすい人柄と誰にでもわかりやすい言葉のヨガ指導に定評がある。また、ゆったりとした性質や落ち着いた声を活かし、眠りの瞑想 ヨガニドラーセラピストとしてストレスフルな社会に生きる人へ癒しに気づく時間を伝えている。

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