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月の満ち欠けによる身体への影響

アーユルヴェーダをご存知でしょうか?


日本ではマッサージやオイルのイメージが強いですが 五千年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療です。


医療といいますが、マッサージもあながち間違いではなく 瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法など全てを含みます。


「月の満ち欠け」と「アーユルヴェーダ」の関係性、 そして月の満ち欠けを利用してより良い生活のリズムのつくりかたを お伝えしていきます。




アーユルヴェーダの分類と月の関係


アーユルヴェーダを大きく分けると健康法と治療法という項目に分けられ、 健康法は日常生活の食事や睡眠、個人にあった病気を予防する方法です。


こちらに瞑想やヨガ、呼吸法、食事療法が含まれます。


治療法はアーユルヴェーダ専門医が行い 内科、外科、小児科、毒物科、耳鼻咽喉科、若返り法、強精法、不思議な病気の治療…と、多岐にわたっています。


小児科の中に産科やお母さん健康や育児も入り、 不思議な病気の治療の中に占星術などが含まれます。


占星術というのを聞いたことがある方もいると思いますが、 良く耳にする占星術は「西洋占星術」を指すことがほとんどです。 西洋占星術は本人の性質や性格を見るのが得意とされます。 ここでの占星術は運命や、それが訪れるタイミング、歴史的な出来事などを大きな括りで見ていくものです。


今回はそんな占星術の中から「月のめぐり」ついてお伝えしていきます。



月星座って何?


月の星座はいわゆる星占いの星座とは全く違うものです。 星占いでいう星座は太陽星座といい、太陽の動きに従って1年を12分割したものですが、月星座は月の動きに従って1ヶ月を12に分けたものです。


太陽星座は月の単位で星座が変わりますが、月星座は毎月、牡牛座から魚座までの星座の日があり、ひとつの星座の期間は2〜3日となります。


月は、満月・新月などの「月の相」や「月の星座」を基にしたサイクルがあり、そのリズムが私達に影響を及ぼしているという考えに基づいています。


多くの民族が月の満ち欠けを基準にした「太陽暦」を基に生活してきていることからもわかるように、日本でも明治時代の初めまではこの「太陽暦」を使っていました。 いわゆる、「旧暦」です。 今でも旧正月や旧盆など用いられています。


潮の満ち干が月の引力によるものと言われているように、 人の生死もこの潮の満ち干と関係あると言われています。


人間の身体のおよそ60%が水分でできていることや、 女性の月経の周期が月の公転周期、月が地球を一周する期間とほぼ等しいのも 月が身体に影響を及ぼしているということは十分に考えられます。


人間の生活に影響を与えている月のサイクルを理解することで、 健康な生活を送るための処方箋になるので、1つの知識として取り入れてみてはいかがでしょうか。



月のサイクルによって受ける影響


「新月」に何も食べずにいると、身体は毒素を分解し外に出しやすくするため、普段の日より病気を予防しやすくなります。


新月の後、月が満ちていき「上弦の月」になります。 この時は身体つくりに適した時期です。 しかし、満月に近づけば近づくほど、けがの治療や手術に向かなくなるので、この辺に時期は注意が必要です。


「満月」は人の心を騒がせる狼男からも想像できるように、血の気が多くなります。 喧嘩っ早くなったり、事故などが多くなるといわれているので、瞬間的に感情が湧いても一呼吸置くように心がけましょう。


その後またゆっくりと月は欠け始め「下弦の月」となります。 普段より少し多く食べても、太らなくなります。 老廃物を排出したりする機能が高まってくる時期です。


そしてまた新月へと戻っていきます。


ダイエットやけがの治療する際にこの適切な時期と照らし合わせてみることはお勧めです。


もちろん万能薬ではないので、日々の自分の身体から発するサインに耳を傾けて、それを手助けするような位置付けとして、月のサイクルから受ける影響を解決策の1つとして取り入れてみてください。


 

SHIGYO KAORI

KAORI YOGA主宰

2021年よりスタジオオープンし、オンラインレッスン、YouTubeの動画配信など、場所や年齢関係なくどこでも気軽にヨガができるように活動中。

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