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鼻うがいのススメ ~鼻炎、花粉症、ウイルス対策に効果的な鼻洗浄~

3000年以上前から変わらずに伝えられている伝統医学アーユルヴェーダ。

サンスクリット語でAyu(生命の)Veda(科学)と訳され、わたしたちが健康に、そして幸福に過ごすすべを教えてくれています。


鼻は脳への門

「鼻は脳へつながっている入口、門である」とアーユルヴェーダでは考えられています。

風邪や鼻炎などの症状で鼻がつまった時、頭がボーっとした経験をしたことがある方は納得できるのではないでしょうか。

特に五感の中でも唯一、本能や直感を司る右脳に直結しているのが嗅覚だそうです。

科学物質で作られた香りではなく、自然な香りを嗅ぐことで、右脳を育てることができます。

でも鼻が詰まった状態では、香りを感じることができなくなってしまいます。

それどころか、脳に酸素や栄養素を取り込むことができなくなり、脳は酸欠状態。

頭が働かなくなる原因になってしまいます。

まずは、鼻うがいで鼻の中をきれいにして、鼻の通りをよくしておくことが大切です。




鼻うがいを実践してみましょう


〇用意するもの

 ・ネティポット

 ・お水(200ml)

 ・塩(1.8g・小さじ約1/3)

 ・ターメリック(小さじ1/3)

 ・ドライジンジャー(ひとつまみ)




ネットなどで購入できる鼻うがい専用のネティポットを用意しましょう。

お水は雑菌を防ぐためにも沸騰させてから使うことをお勧めします。

40~42℃くらいの人肌に冷ましてから使用してください。

食塩水の濃度は0.9%の濃度でおこなえば、ツーンとせずに鼻うがいをすることができます。


片方の鼻にネティポットを当て、やさしく注ぎます。顎をひいて少し前かがみになり、反対の鼻の穴から出します。鼻うがい中は鼻では呼吸しないよう気をつけ、口で呼吸するようにしましょう。

私も最初は上手くできませんでしたが、続けていると上手くできるようになりました。

うがいでは届かない鼻の奥の粘膜までうがいできるので、終わった後はとってもすっきりします。

ぜひ実践してみてくださいね。



鼻炎、花粉症、ウイルス対策に効果的

鼻うがいは、鼻の奥に付着しているウイルスや埃を取り除いてくれますので、ウイルス対策効果が期待できます。

鼻炎が気になっているという方は、ターメリックとドライジンジャーを加えてあげると鼻の奥の炎症を抑えてくれる効果も期待できるそうなので試してみてください。


やりすぎは鼻の粘膜を傷つけてしまうことがありますので、1日に1~2回までにしてください。

わたしのお勧めは帰宅後。この時期のコロナの感染予防や花粉症の予防になります。



頭をすっきりさせ、頭痛解消や目の疲労回復も

鼻うがいで鼻を洗浄し、鼻の通りがよくなることで、呼吸がしやすくなります。

しっかり酸素、栄養素を脳へ取り込むことができると、血流が良くなり、頭もすっきり、頭痛解消の効果も期待できます。鼻の粘膜は目の奥と隣り合わせ。目の奥もすっきりして、眼精疲労を回復してくれる効果も期待できます。



病院に行くのを躊躇うこの時期こそアーユルヴェーダを

コロナ禍の中、病院に行くのも躊躇いますよね。病院に行くまでもないけど、ちょっとした身体の不調、鼻づまりやクシャミなど…。そのままにしておくと病気の原因になってしまうかもしれません。

ちょっとした身体の不調の芽はアーユルヴェーダの知恵で、摘み取ることができます。

鼻うがいを毎日の日課にしてみてはいかがですか?


アーユルヴェーダの教えが、一人でも多くの方の心と身体の健康を助ける手助けになれば嬉しいです。



 

鈴木まり

幼少期から続いた喘息、アレルギー体質を克服しようと15年程前からヨガを始める。体質改善を助けてくれた植物療法、ヨガ、アーユルヴェーダ、ピラティスで一人でも多く、健康で輝き、本来の自分らしく生きる人が増えてほしいとBody care salon USASにて千葉を中心に普及に努めている。

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